熊野速玉大社は熊野三山の一つで、古来から新宮十二社大権現として崇敬を集めてきました。全国熊野神社3000余社の総本宮で、日本第一大霊験所です。また、神倉神社は熊野の神々が最初に降り立った霊地とされ、ゴトビキ岩をご神体としています。538段の急峻な石段の先に社があり、2月6日の『御燈祭り』は熊野に春を告げる勇壮な男の火まつりです。
所要約2時間。立ち寄り先:熊野速玉大社、神倉神社
進取の精神や反骨の気風がある新宮では、平和・博愛・自由・人権の問題においても、時代の先駆者が多く、積極的に活動をしました。しかし、1911年に国家的陰謀のかどで、この地から6名が捕えられ犠牲になりました。しかし、その後も彼らの精神は受け継がれ、佐藤春夫、芥川賞作家の中上健次などの文化人を輩出。今もなお崇高な志はこの地に受け継がれています。
所要約2時間。立ち寄り先:旧西村家住宅(休館中)、大逆事件顕彰碑、佐藤春夫記念館
新宮城は、本丸・鐘ノ丸などを高台に、二ノ丸を平地に配した「平山城」です。北に熊野川、東に太平洋、南西に新宮市街が一望できます。浅野家一代、紀州徳川家の家老水野家十代と続いた3万5千石の居城跡では、紀州備長炭を搬出した、炭納屋跡も必見です。切込み接ぎの布積みの石垣も見どころの一つです。平成29年、「続日本100名城」に認定されました。
所要約1時間30分。立ち寄り先:新宮(丹鶴)城跡
秦の始皇帝の時代、始皇帝の命により東方海上の三神山にあるという不老不死の霊薬を求めて徐福は、熊野に渡来したと伝えられています。天台烏薬という妙薬を発見するものの、気候温暖、風光明媚、温かい人情に触れ、この地を終焉の地としました。公園内には徐福の墓が祀られ、また、ここから5分ほど北の阿須賀神社境内に徐福の宮もあります。
所要約1時間30分。立ち寄り先:徐福公園、阿須賀神社、徐福上陸の碑
まちなかの沼地に浮かぶジャングル。島全体が沼の中に浮いていて国の天然記念物に指定されています。この温暖な地において、北方系植物と亜熱帯系植物の混成群落はめずらしく、草木だけではなく、天然杉が生い茂っているのも圧倒的な光景です。浮島は、泥炭化した植物や倒れた木が筏状に積み重なり島全体を浮かせています。まちなかの不思議な空間です。
所要約1時間。立ち寄り先:浮島の森