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【もんごい】 ものすごいこと。どえらいこと
【どすらい】    〃      〃
【で?らい】    〃      〃
【どんごい】    〃      〃    (なんな、こりゃ!)

 Mさんからお便りをいただきました。
 「もんごい・どすらい・でーらい・どんごいを、ふと思い出」されたとのこと。
 私もおかげさまで思い出しました。これ、言うたの。Mさんと同じような疑問・感想を持っているだけですので、これらの言葉の由来などを「お答え」できるような立場にはありませんが、思うところを述べてみたいと思います。

 「どえらい」と「ものすごい」の変化形や混合形か、くらいには思ってました。「ものすごい」が変化して「もんごい」になり、「どえらい」が変化して「で?らい」になり、「どえらすごい・・!?」が「どすらい」や「どんごい」になり・・・!?。
 後段2種類はあやしいものでありますが、でも「どすらい」という言い方には遊び心や創作力(?)を感じていましたね。嗚呼、豊穣の熊野言葉です。

 これらの言い方は、戦後(昭和20年?30年代か)新宮で誕生して、アマゾン川で発生する川の逆流・ポロロッカの如く、熊野川上流部へ伝わってきたんやろな、と漠然と思っていました。
 この4種類のうち、「もんごい・どすらい・でーらい」(代表して「で?らい波」)は九重まで届いていましたが、「どんごい波」は九重ではキャッチできませんでした。
 「で?らい波」は、新宮の「げー文化」や「よー文化」(本講座NO6参照)とともに、時代背景的には日活の石原裕次郎とともにやって来ました。

 この「デーライ波」は熊野各地で受信されたのか、あるいは攻撃を受けた「パナウェーブ地帯」ともいうべき一帯でもあるのか、興味の湧くところです。各地からの情報が欲しいですね。(それにしても「白装束集団」にしろ、「オウム」にしろ、なぜ熊野には、やって来んのか!?。不思議&不満です。【答=不便・遠い】)

 それはともかく、「なはれ」を「なーれ」に転化させた新宮文化(本講座NO6参照)は、「どえらい」も「でーらい」と新宮化させた、という説をとる新宮弁講師・C坊といたしましては、文化人類学(?)的に「デ?ライ波」の彼方に、関西文化圏にいながら、吉本的なにわ文化とはまた違う、何かを感じてしまうワケなのであります。
 たぶん、黒潮の流れと無関係ではない「南海道」のナニかのなせる業ではないか、とニラんでいるのでありマス。

 ま、その?。鹿児島の定岡正二に始まり、高知のエモやん(江本孟紀)と徳島のジャンボ尾崎三兄弟に声をかけて流れてきた黒潮は、新宮を経て、湘南で加山雄三やサザンと遊び、東京を窺おうとする「デ?ライ波」になるというワケですね。
 南国のノリとプレイボーイは軽いです。(平均年令が高くてスミマセン)
 いやぁ、Mさん。つい黒潮と太平洋高気圧と調子の波に乗って、「南海道デ?ライ波(=プレイボーイ)説」を発表してしもたデ。で?らい心配です。

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