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□ 体験記NO4、熊野古道「中辺路完全踏破」 高ヒット
2010-11-15 9:14 投稿者: shingukk (記事一覧) [ 7820hit ]
王子ヶ浜
王子ヶ浜
□ 熊野古道
         
               津南町役場  大平希

社会人2年目の夏。何か思い出を作りたかった。
源平時代が好きな私は、2年前に平泉、1年前に鎌倉へ行き、次は熊野に行こうと決めいていた。
私の職場では3日間の夏季休暇が貰える。まわりの人達とスケジュールを調整し、9月の8・9・10日にお休みを頂いた。そして熊野古道を歩くためにガイドブックを購入したりインターネットで情報収集をしたり。そして見つけた、熊野古道中辺路完全突破ツアー。大学生参加者を募集していた。私は大学を1年半前に卒業し、今では立派な社会人だ。だがこのツアー……安い。そして道に迷う心配もなければ行き倒れる心配もなく、宿を手配する必要もない。とても心惹かれた。駄目で元々、試さなければ何も始まらない。気合いを入れ新宮観光協会へ電話をした。「本日の業務は終了しました。」機械的な音声が流れた。
翌日、仕事を終えすぐさま携帯電話を取り出し電話する。繋がった。「社会人ですが、参加は可能でしょうか?」9月1日のことだった。
ツアーの日程がギリギリに迫っている中だったが参加の許可をいただくことができた。ありがたい、ありがたい。上司に報告して残り2日分の休暇を頂き、それからは準備で慌ただしく時間が過ぎていった。
長いながい移動時間をかけ辿り着いた新宮駅から私の旅が始まった。
1日目は座学だった。なぎの葉を貰い、明日から歩き始めるのだと改めて実感した。
2日目になり、歩き始めてからはあまり記憶にない。風景を見ていた気もするし、足元ばかり見ていた気もする。自然の音に耳を傾けた気もするし、自分の息遣いしか聞こえていなかった気もする。歩きながら何かを考えていた気もするし、歩くことに必死になっていた気もする。足を止めたかった、しかし前に進みたかった。
3日目の事だけは鮮明に覚えている。本宮大社に着いた時、感激のあまり涙が出そうになった。私は案外涙もろいのだ。だが皆はいつもと変わらない表情だったので私も平然たる顔をした。私は周りに合わせる典型的な日本人でもあった。
欲を言えば三社を見て回る時間がもう少し欲しかった。そう、私は神社やお寺など歴史ある建築物が大好きなのだ。宗教的な事は一切知らない。ただ、その建築美に感嘆するだけで良かった。
道中では驚いたことに、私の好きな歴史上の人物達に関する物を見かけることはなかった。熊野別当、弁慶、源義経。平泉では弁慶や義経を題材とした土産品や顔出しパネルなどをよく見かけた。所縁ある地が残っている藤原秀衡、源頼朝、平惟盛の名は出たが、その他の存在があまりにも薄く戸惑いを隠せなかった。やはり熊野は巡礼の地、観光で行く所ではないのだと今なら思える。
辛く、厳しく、そして楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行った。歩き終えた時はさぞかし感動するのだろうと想像していたが、その時はあまりにも呆気なくやって来た。周りから何度も脅されていた大雲取越えも小雲取越えも、2日目の歩き始めの不安や3日目の筋肉痛と比べると何ら問題がなかった。一言で言うと「物足りない」。今なら小辺路でも大辺路でもどこでも歩けそうな気がした。だが残念なことに社会人には時間がない。休日に地元のウォーキングロードでも歩いて満足しよう。だがその前に、短い夏休み中に積み重なった書類の山を処理してからだ。

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