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悩んでないで熊野においでよ!NO,21

執筆 : 
shingukk 2010-7-22 10:01
「へぇ〜、玉置神社ってどこにあるんですか?」
「十津川ですよ。本宮大社から車で1時間ほど奥なんですが・・・それはもう、あんな山の中に、よくあんな立派な社殿が建ったと驚きますよ。確か、国の重要文化財に指定されていたと思いますよ。一度行ってみる価値はありますね。それに時々、玉置神社に行かれる方も立寄りますが、玉置神社へ行く人は、ほとんど一人旅ですね。観光じゃなく、お参りに行かれるんでしょうね。でも、ここも車でないと行けませんから、ちょっと不便ですよ。」
「ほう〜、結構、見所があるんだ。一日二日じゃ無理ですね。まぁ、今日だって、こうやって案内してもらわなかったら、新宮市内しか見てないでしょうね。ほんと、ありがとうございます。しかし、私のような変な人間もたくさん来るんじゃないですか?」
「いやぁ・・・変なっていうか、悩みを持った感じの人は来ますね。一人旅というか、でも、悩みを持った人ってなかなか心を開いてくれないじゃないですか。声をかけてもすぅ〜っと逃げてしまう感じで、こちらは良かれと思って声をかけるんですが・・・若い頃、何度か一人でハワイに遊びに行って、むこうで親しくなった日系二世のおじいさんが言ってましたよ。観光客の日本人を見ると、つい、何か困ってないかと思って、声をかけていたそうなんです。でも、こちらは親切のつもりでも、何か下心があって、近づいてきたんじゃないかと勘違いされて、いつも嫌な思いをしたので、こちらから声をかけないことにしたって・・・その気持ちがよくわかります。より良い情報を教えてあげようと思っても、聞いてくれないとね・・・最近、詐欺まがいなことが多いから、簡単に人を信用しなくなったんでしょう。子供だってそうじゃないですか。一昔前は、挨拶をしましょうなんて言ってましたが、今は、声をかけられても口を聴いてはいけません。なんていってるでしょう。へたに子供に親切にしていたら、不審者と間違えられますよ。どうなってしまうんでしょうね。こうなったのも、ここ数十年の教育のあり方が原因じゃないですか。この地域が世界遺産に登録されたことを取り上げても同じですよ。全然、経済効果が無い・・・などと嘆いている人が多いけど、世界遺産に登録された価値をまず理解することが先決なんですよ。その価値もわからないで、世界遺産、世界遺産と言っても意味がないですよね。その人たちにとっては、世界遺産の価値よりもお金なんですね。エコノミックアニマルなんて、過去の言葉だと思ったら大間違いですよ。その人たちにとっては、財産はお金、お金、お金あるのみなんですよ。以前、新聞に作家の倉本聡さんが、書いていた詩にこんなのがありましたよ・・・『あなたは文明に麻痺してませんか?車と足はどっちが大事ですか?石油と水はどっちが大事ですか?知識と知恵はどっちが大事ですか?理屈と行動はどっちが大事ですか?あなたは感動を忘れていませんか?・・・』確かこんな内容でした。どう思います・・・あるべき自然のままの姿や先祖代々引き継がれた心や文化こそ、本当の財産だと思いませんか?日本民族が2千年以上変わることなく、引き継いできた天や地の恵、あらゆるものへの感謝の気持ちなどは、くそっくらえの社会になっているんです。難行苦行といわれた熊野詣を自分の足で歩いて参ることを復活させればいいかも知れませんね。相手に対する思いやりや感謝、物に対するありがたみや大事にする気持ちなど、心の教育には、もってこいだと思いますよ。学校教育に取り入れてほしいくらいですよ。」
「そうですね。いいかもしれませんね。点数主義よりは・・・」
「だから、悩みがあって、熊野に来ようとする人はまだましですよ。でも、折角、来たのなら、何かヒントを見つけて帰ってほしいと思いますね。心の目が開くというか・・・人間って考え方一つで180度変わるじゃないですか。状況が変わらなくても・・・よっしゃ、がんばろうって・・・気持ちが変わるじゃないですか。それですよ。私はいつもコップに半分の水の話をするんです。のどが渇いてどうしようもないときに、コップに半分の水があったら、『えっ、たったのこれだけ・・・』と思うし、お腹がいっぱいでちゃぷちゃぷしてるときは『まだあるのかよ。』と言いたくなる。同じ水の量でも、その時の状況や心のあり方で、少なくなったり多くなったりする。それが問題なんですよね。それを説いているのが『般若心経』じゃないかなと思うんですよ。実際には量は変わらない。でも、人は何事も心の色眼鏡で見てしまうから増えたり減ったりする。汚かったりきれいだったりする。好きな人からされると思いやりと取れることも、嫌いな人からされるとセクハラになってしまう。だから、心の目を開き、真実だけを見る。般若心経って解説本なんか読んでも難しいじゃないですか・・・まぁ、これは私なりの解釈ですが・・・でも、これが正解だなんて思ってませんよ。いろんな解釈があって当たり前ですから・・・まぁ、これも一部かな?程度ですよ。一番厄介なのが、答えを決めてかかる人、もしくは悟りを得たと勘違いしてる人。困りますねぇ。」
「えぇ・・・いますね。会社にも・・・自分を神様だと思い込んでる人が・・・」
「そうですね。まわりが特にチヤホヤするとね・・・すべて自分が正しいと思っている人は、経営者に多いんじゃないですか?だから事業が長続きしないんですよ。人間は神様にはなれない。でも人間って神様に近づくために死ぬまで努力しなきゃいけないんですね。そして、少しでも近づけるように努力し続けることが、生まれてきた理由じゃないかな?そのためには施しを繰り返すことだと思います。」
「神様に近づくかぁ・・・こんなことで悩んでいるようじゃ、だめですね。」
「まぁ、我々凡人は、一つづつ乗り越えるしかないでしょう。私は、訪ねてくれた人のために、少しでも歩くコースなどのアドバイスができればと思って声をかけるんですが・・・何も言わずに出て行く人が多いですね。でも、中には、時々、何かの力で引き合わされたように、ピタッと気持ちの会うこともあります。そんな時は、今日のようにいろいろ話しますよ。波長ですかね。波長の会わない人に、いくら話しても平行線ですから・・・でも、不思議なことに、波長の会わなかった人が、しばらくして会うと、以前、平行線と感じていた人が、すごく近親感を感じたりするんですね。何かに気付いたり、体験したりする前と後では、人の発する波長が変わるんですね。それは多分、お互いに近づいたんだと思うんですが・・・お茶の世界なんかもそうですよね。亭主があれこれとお客様のことを考えて準備するじゃないですか。床の花は何にしようか、軸は何がいいか、茶碗や道具は・・・と。でも、実際、招かれる側がそれを何も感じなければ、これも波長と一緒で、平行線ですね。相手のおもてなしに感動したり、感謝したり、心が伝われば・・・技術とかではなく、亭主と客の距離は近づきます。波長が合ってきます。人としてのレベルをあげなければいけませんね。日々修行ですよ。」
「波長か・・・そうですよね。何か、私たち初めて会ったような気がしないんですよ。」
「多分、どこかで、会ってるんじゃないですか?」
「えっ・・・」
「冗談ですよ。」

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