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悩んでないで熊野においでよ!NO,17

執筆 : 
shingukk 2009-6-10 11:53
本宮大社から速玉大社へは、従来、熊野川の水上交通が一般的であったが、雲取越えが文献に現われるのは最も古いものとしては、1100年代の西行法師の歌に「雲取やしこの山路はさておきてを口(小口)かはらのさびしからぬか」という歌がある。
その後、1201年、後鳥羽上皇の熊野御幸で、文献上に初めて「雲取越え」がでてくる。
雲取越えとは、那智大社と本宮大社を結ぶ山岳ルートである。本宮大社を出ると車で5分ほどのところに「小雲取越え」の登り口がある。ここから小口まで約13キロを「小雲取越え」といい、小口から那智大社までの約15キロを「大雲取越え」という。小雲取・大雲取越えを合わせて「雲取越え」といい、中辺路ルート最大の難所と言われた。

請川から1キロあまり登ると熊野川が一望できるポイントがある。振り向かなければ見逃してしまう。その先、松畑茶屋跡を過ぎると万才(ばんぜ)峠分岐に出る。ここは伊勢路との分岐点。伊勢路を選ぶと瀞峡乗り場の志古のあたりに出て、渡し舟で熊野川を渡り、紀和町に入っていく。
万才峠分岐から約30分ほどで小雲取の絶景ポイント「百間ぐら」に着く。ぐらとか蔵はもともと断崖絶壁の意味があったとか・・・神倉などもその類かも・・・天気の良い日は、熊野三千六百峰の山並みがとてもきれいに見える。本宮方面には、果無山脈の稜線が美しく眺められる。百間ぐらから眺める熊野の山々に沈む夕陽は、思わず手を合わさずにいられないほど素晴らしい。

小雲取・大雲取越えの道端には、道中の苦しさをひと時ときほぐしてくれる歌碑が13本建つ。そのうちの6本が小雲取の道中にある。石堂茶屋跡付近に
「歩まねば供養ならずと亡き母がのたまいていし雲取に来ぬー嶋正央」の歌碑がある。亡き母の供養のために熊野にお参りに来たが,熊野への道は厳しい、でも、歩かねば供養にならない、がんばろう!といった心境だろうか。
石堂茶屋跡から桜峠まで普通に歩いて約三〇分、桜峠を挟んで2つの歌碑が建つ。
「まさびしきものとぞ思ふたたなづく青山のまの川原を見ればー斉藤茂吉」
「どちらへも遠き山路やおそ桜―涼菟」
桜峠からは小口の集落に向かって約三キロ標高差3百?ほどの下りが続く。桜茶屋跡から大雲取山の眺望はすばらしい。昔は、桜茶屋から小口の集落をはさんで大雲取を越えてくる白装束の巡礼姿を見つけては、餅をついて用意をしたらしい。昔は・・・といっても昭和三〇年代まではこの道が生活道路だった。桜茶屋跡を少し下ると
「小雲取のぼりて来ればかるかやに光和みて山つたふ風―杉浦勝」の歌碑がある。更に小和瀬の渡し場跡までの下り坂の間に
「かがなべて待つらむ母に真熊野の羊歯の穂長を箸にきるかもー長塚節」いつ来るかいつ来るかと私を待っている母に熊野のしだを箸に持って帰ろう。
「男手に牡丹餅にぎり山祭りー平松いとど」

小雲取は大雲取に比べると標高差も5百メートル弱で、一部を除けば比較的アップダウンも少なく、木立の中快適なウォーキングを楽しめる。ただし、小口周辺の交通の便はかなり悪いので事前に調べておく必要がある。

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